「事実」と「思っていること」とを区別する

こんにちは＾＾ ヒーリングルーム中今です。


「事実」と「思っていること」「感じていること」を区別することって、とても大切です。

自分の思いや気持ちを大切にするのは、もちろんいいことです。

でも、自分の思いや気持ちと、事実とを、混ぜたり一緒くたにしたりするのはよくありません。


そんなの当たり前のことでは？！と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この区別が曖昧になっている方ってけっこう多いです。

「自分はこう思う。こう感じる。だから、それが事実だ。」

この論理を当たり前のように使っている人って、けっこう多いのです。
 
 
「事実」を「ありのままに見る」ことって、実は、かなり難しいです。
厳密に考えると覚醒したり悟ったりしていないとできないことと言えるかもしれません。

それでも、完璧には無理であったとしても、できるだけ「事実」を「ありのままに見よう」とすることはとても大切です。

「事実」と「思っていること」や「感じていること」とを混ぜたり一緒くたにしたりする程度が大きければ大きいほど、その人はトラブルに見舞われやすく生きづらくなります。
本当の「事実」を認識できず、偏った解釈をしたり、偏った解釈に基づいて間違った対処をしたり、それらを積み重ねたり、するからです。


時々、セッションでお話しをうかがっていて妙な感覚をおぼえることがあります。

例えば…

クライアントさんが嘘を言っているとは思えないけれど、現状との間に何か辻褄があわない感じが漂っている、

クライアントさんの言葉数は多いながらも主にご自身の思いや解釈を話されるので、状況や相談内容、質問内容のつかみどころがない、

などなど。

こうした場合、クライアントさんが「事実」と「思っていること」「感じていること」をあまりにも混同していて、クライアントさんご自身は事実を話しているつもりだけれど、こちらには事実として伝わってこない、ということが多いです。

セッションではそうしたところを解きほぐしていくのも大切なプロセスですので、それはそれで大丈夫なのですが＾＾

ただ、ここでお伝えしたいのは、上の例に挙げたような私が抱くフィーリングは、程度の差はあれ、クライアントさんが普段接している方々も感じている可能性がある、ということです。

例えば「何か話しが通じない感じがする」と感じる方もいれば「嘘をついている」と感じる方もいるかもしれません。相手も「事実」と「思っていること」「感じていること」を混同するかもしれませんので、相手にどう受け取られるかはかなり複雑です。

そして、そうした感覚の行き違いが人間関係や悩みを深刻化・複雑化することも多いです。


自分に対して…　誰かに対して…　思い当たること、ありませんか？

「事実」を「ありのままに見る」ことって本当に大切です。

「それは本当に事実なのか？」「そうだと思っているだけではないのか？」と自分自身に問いかけて区別することが助けや手掛かりになること、多いですよ～＊＾＾＊



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