"悲劇に酔う"という甘美な毒

こんにちは、ヒーリングルーム中今です＾＾

人生には思い通りにいかないこともあるものですが＾o＾；
"思い通りにいかない"ということ自体は実はあまり問題（＝重要ポイント）ではなく。
必ずしも思い通りにはいかない出来事がやってくることに対して
"どう反応するか(＝どのように捉えて選択や対処をするか）"、こちらが問題（重要ポイント）です。

どう反応するか、良い悪いはないですし、まったく個人の自由ではありますが…
「自分らしく生きたい」「自分の本質を発揮してスムーズに生きたい」と思うならば、
”あっ、その手の反応はマズイっすよ…！”というものは、やはり、あります＾o＾；

その一つが、今回の記事のタイトルにもある「悲劇に酔う」ということです。

それは、ある種の体験を悲劇的に捉え、そこに悲しみなどを感じつつも、何か甘美な感じがする…
そんなフィーリングのこと。

それは甘美だけれど、甘いけれど、毒で、ひたって酔っていると前に進むことができません。

その甘美さは、悲劇の中にありながら"自分は正しい"と感じているフィーリングの甘美さです。

人って、実は、正しくありたい存在で、自分が正しいと感じられると気持ちがよい。

もし、悲劇のなかで自分の正しさを感じているとすると、その正しさを手放したくない → 自分の今の感じ方・考え方や言動の仕方を変えたくない → 自分のパターンが変わらないと起ることのパーンも変わらない → 悲劇から抜け出せない、という構図が成立するので…

前に進む手掛かりをとてもつかみづらくなります。

現実になにかがスタックしているなら、そこには、気づきの欠如や方法の間違いがあります。
でも、甘美な悲劇に酔っているということは"自分は正しい"と思っていることなので、
そこには気づきの欠如や方法の間違いという発想が存在し得ないのです。
（心理的にも、脳内物質の作用的にも、言えることです。)

例えば、報われないけれど思い続けることへの、なにやら甘美なフィーリング。

例えば、理解されなくても成し続けることへの、なにやら甘美なフィーリング。

例えば、尊重されなくても尽くし続けることへの、なにやら甘美なフィーリング。

例えば、あてどなく耐え続けていることへの、なにやら甘美なフィーリング。

例えば、自分はいつもこういう目にあうということへの、なにやら甘美なフィーリング。

などなど、自分が悲劇だと捉えていることと甘美さとのセット、それは、前に進めなくなる甘い毒です。

自分のなかに甘美な悲劇を持っていませんか？　要注意☆ でございます＊＾＾＊

あっ、被害者意識や自己憐憫にも、ほぼ同じ仕組みですので、こちらも要注意♪ です＾＾


※余談となりますが＾＾
思い通りにスムーズに人生が展開していく、ということは存在しますし、可能です。
でも、それが存在するのは、悲劇に甘美に酔うことを抜けたところ、です＾＾



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