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こんにちは~^^ 神さまとあなたのご縁をサポートする中今がお届けしております…
「どの神社に参拝すればよいのか」シリーズの「その8」です^^
【これまでの記事】
その1 … 「どの神社に参拝すればよいのか?」というご質問の意味のイロイロについて
その2 … どのような基準で神社参拝を考えればいいか
その3 … 参拝するとよい神社の大まかな分類・説明
その4 … 参拝するとよい神社~産土神社、自宅の鎮守神社~編
その5 … 参拝するとよい神社~一宮をはじめお住まいの地域を守る神社~編
その6 … 参拝するとよい神社~伊勢の神宮や出雲の大社など日本にとって特に重要な神社~編
その7 … 参拝するとよい神社~直観で惹かれる神社~編
「その4」からは、参拝するとよい神社を一つずつ取り上げての説明をしています。
今回の「その8」では、「総本宮とは?」「産土神社の総本宮に参拝すると開運効果があるというのは本当なのか?」について説明します。
◆「総本宮」とは?
総本宮とは、ある神社から見てその神社の御祭神がどちらの神社からいらしたのか?-そのことを辿っていって行き着く、いわば御祭神の大元の神社のことです。
総本社と言われることもあります。
例えば、八幡神社-みなさんがお住まいの地域に鎮座されていることがとても多いと思います。知っている範囲で二社、三社…と複数の八幡神社に思い当たる場合もあるでしょう。
どうしてこのようなことが起るのでしょうか?
それは「分霊(わけみたま)」と呼ばれる神さまの分身を各地に招いてお祀りしているからです。(これを「勧請(かんじょう)」といいます。)
神さまは、無限に増えることができるのです。
それは、ロウソクの火を移してもう一つの火が生まれることに例えられることもあります。
もとのロウソクの火も、移して生まれたもう一つの火も、どちらも火という本質に変わりはありません。
それと同じように、神さまも、その本質を保ったまま、増えることができるのです。
元が優れていて分霊はそれよりも劣るといったことはなく、どちらも素晴らしい神さまなのです。
ただ、招かれた地にお祀りされた後は、その地の神さまはその神さまだけの経験をしていくこととなります。その奥に元の神さまとつながりを保ちながら、その地で独自に歩まれ、独自のニュアンスやカラーを持っていかれるようになります。
このような仕組みを見たときに、大元になっている神社を「総本宮」と呼びます。
先に例に挙げた八幡神社の場合は「宇佐神宮」が総本宮です。
ただ、どちらの八幡神社も宇佐八幡宮から直接勧請(分霊をお招き)しているわけではありません。
宇佐神宮と並んで三大八幡宮と称される石清水八幡宮、筥崎宮または鶴岡八幡宮などから勧請されている神社はとても多いですし、より近い地の八幡神社から勧請している場合も多いです。
でも、例えば石清水八幡宮から勧請している神社であれば、石清水八幡宮は宇佐神宮から勧請していますので、いわば間接的に宇佐神宮まで辿ることができます。このように、直接の勧請元がどこであってもずっと辿っていけば宇佐神宮に行き着く、そのような意味で「総本宮」と言われるわけです。
ですが、例外もあります。ややこしいのですが、実は全部が全部、宇佐八幡宮に辿りつくとは限らなかったりもします。今は昔のこととなり歴史的な経緯が分からなくなって諸説ある場合もあります。また、八幡神社に限らず言えることなのですが、現在一般に総本宮とされていても、実はさらにその元となる元宮が存在していることも少なくありません。
この辺りは、学術的な定説があるわけではなく、何かの保証がある世界ではないのですが、感性で見ていくならば見えてくる部分と言えるでしょうか。
では、本当の元宮ではないから宇佐八幡宮は総本宮ではないのか?というと、はやりそこは、宇佐八幡宮が総本宮と表現して間違いはない、差し支えない、と思います。
と言いますのは、「総本宮」ということには、先に述べた「勧請の大元となっている神社」という意味とともに、「各地に鎮座する同系列神社のとりまとめ役を担っている神社」という意味合いもあり、 この意味で、八幡神社の総本宮は宇佐神宮であることは確かなことだと感じるからです。
全国の多くの八幡神社・八幡宮の元を辿れば宇佐神宮に行き着き、また、全国の八幡神社・八幡宮のとりまとめ役を担われ、光輝き鎮座されています。
今回は八幡神社を例に挙げましたが、他にも、諏訪神社であれば諏訪大社(長野県)、春日神社であれば春日大社(奈良県)などなど、総本宮とそこにつながる神社、というネットワークがたくさん存在しています。
自分が親しんでいる神社の総本宮がどこになるかは神社の由緒書きや神社名からの類推なとで比較的簡単に知ることができますので、ご興味がある方は調べてみてください。
(ただし複数の神社が合祀されているなどで特定しづらい場合もあります。この点についてはこの後の続きの説明の中で触れたいと思います。)
◆産土神社の総本宮に参拝すると開運効果があるというのは本当なのか?
産土神社の総本宮に参拝すると開運効果があるというのは本当なのか?-コレは、実は、リサーチを受けた方から時々いただくご質問です。
ズバリ、結果をお答えしますと…
あまりそういったことは考えずに、毎日の生活に向き合ったほうが開運しますよ
ということになります。
なぜなのか?ワケを詳しく説明しますと…
神社参拝に限らず、開運というものは-つまり人生の運が開いてスムーズに流れていくということは、基本的に(浅い意味での)他力本願ではなく、自力によるものです。
自力が上がるから、開運するのです。
神社参拝でも、お寺の参拝でも、スピリチュアルな勉強やセッションでもそうですが、それらは自力を上げるためのサポートなのです。自分自身が軸を持ってエネルギーを整え向上するたのサポートであり、それで自分の力が上がれば開運するわけです。
ただ機械的に、参拝をしたから開運する、というわけではありません。
スタンプカードのスタンプを集めるようなこととはわけが違います。
産土神社や自宅の鎮守神社は、非常に個人的なつながりが強いですから、自力を上げるためのサポートをとても力強く継続的にいただくことができます。
ですので、基本的には開運目当てだけが先走るのではなく感謝の気持ちで参拝するという心持ちが大切なのですが、開運効果もありますよとお伝えすることもできます。
(それでも、それも本人にサポートを受け取る自力が必要にはなりますし、依存心が強くなれば「参拝よりも生活に向き合いなさい」と神さまもおっしゃいます。)
ですが、総本宮は、つながりはあっても、産土神社や自宅の鎮守神社のようには強くありません。
感謝や崇敬、親しみ、喜び-そういった気持ちで参拝するのは、もちろん素晴らしいことです。
自分の縁のある神社の総本宮であれば、通常よりも歓迎していただける可能性もあります。
けれども、単にマニュアル的に「総本宮に参拝すれば開運するらしいから行こうか」というのは、表面的な捉え方で、違っています。
これは総本宮に限らずどちらの神社でも言えることなのですが、「ここに参拝すれば開運するらしい」という気持ちばかりが先走った参拝は、ギラギラしていて、おすすめできません。
このように考えている私が、開運効果があると紹介されることも多い産土神社や自宅の鎮守神社のリサーチを提供しているのはなぜか?また、私自身も感謝を基本に据えながらも開運効果もありますよと紹介しているのはなぜか?といいますと、これは先にも書きましたように、産土神社や自宅の鎮守神社は非常に個人的なつながりが強い神社だからです。少々ギラギラしていても許容してくださるくらいに、個人的なつながりが強い神社だからです。
本当はギラギラした気持ちで神さまの前に立つことはよくないのですけれど、そうしたいたらない部分も含めて受け入れてくださる神社だからです。今はいたらなくとも気づきや向上があるようにと育むようにサポートしてくださる神社だからです。
そして、そうした特別なご縁のある神社への参拝がきっかけとなり、サポートを得て、自力を上げていくお手伝いとなれば、と思っているからです。
また、実は、産土神社と総本宮のつながりの事情や度合いは神社によってそれぞれである、ということもあります。
この点からは、総本宮に参拝することの意味合いは、人それぞれ異なり、一概に言えることではない、ということが言えます。
例えば、先に例に挙げた八幡神社の場合でも、
・宇佐神宮から勧請した神社が産土神社の場合
・石清水八幡宮から勧請した神社が産土神社の場合
・隣の村から勧請した神社が産土神社の場合
などなど、いろいろな場合があり、それぞれに総本宮とのつながり度合いは違っているわけです。
総本宮につながっていることには間違いなくても、ひょっとしたら、石清水八幡宮に参拝したほうが感激が大きいかもしれないし、隣村の八幡神社もなかなかいい感じかもしれないわけです。
さらには、産土神社は八幡神社だけれども、実は産土の大神さまがより縁しているのは八幡神社の境内にある小さいお社の八坂神社のほうだった、といったこともありえるわけです。
また、産土神社に、たくさんの神社が合祀されていることもあります。
合祀というのは、もとは二つ以上だった神社を一つにまとめてお祀りすることをいい、明治時代などに多く行なわれました。
その結果、表向きは八幡神社という名前だけれど実は春日神社や神明社などたくさんの神社も一緒になっている神社、表向きの名前には地名が冠されていて実はたくさんの神社が一緒になってい神社、などが多くあります。
この場合、どちらを総本宮と思えばいいのだろうか?ということもあるわけです。
このように詳しく見れば見るほど、産土神社と総本宮とのつながりの事情や度合いは、人それぞれ異なり、ここまでくると、もう頭で考えても意味がないかな…と思います。
例えば、追加料金を払うからそういう詳しいところまでリサーチしてほしいとか、文献をどこまでも調べてみるとか、そうしたことにエネルギーを注ぐのではなくて…
まずは、産土神社や自宅の鎮守神社など強いご縁の神社に心をこめて参拝し、また、地域の神社や日本にとって特に重要な神社、直観で惹かれる神社などに参拝する…
それが一番ではないかな…と思います。
【参考記事】
その5 … 参拝するとよい神社~一宮をはじめお住まいの地域を守る神社~編
その6 … 参拝するとよい神社~伊勢の神宮や出雲の大社など日本にとって特に重要な神社~編
その7 … 参拝するとよい神社~直観で惹かれる神社~編)
感性が磨かれてくれば、自然と「この神社に参拝したい」という気持ちが湧いてきたり、ハッキリしたり、するようになってきます。直観で惹かれる神社があって、考えてみればその神社は産土神社の総本宮だった、なんてこともあるかもしれないですね。
総本宮には、心が惹かれたタイミングで参拝されれば、とても素敵な体験になることと思います。
もちろん、産土神社の総本宮と知ったことがキッカケで、どうも心惹かれるので…ということもいいでしょう。
心惹かれる神社に真心で参拝し、神さまからの愛やサポートを受け取られますように*^人^*
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