歓びに満ちた人生を♪ ヒーリングルーム中今の秋野真理子です*^^* スピリチュアルセッションの提供を通じ、真に「自分らしく生きる」お手伝いをしています。
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こんにちは、ヒーリングルーム中今です^^
ベストセラーになったこともあり、もう定番化してもいるのでしょうか、
本『嫌われる勇気』を読んでみました。
副題に”自己啓発の源流「アドラー」の教え”とあるとおり、アドラー心理学にもとづいた内容で、アドラー心理学に通じた哲人と彼に質問を投げかける青年との対話形式で綴られています。
評判になりはじめた頃からこの本の存在は知っていましたし、アドラー心理学の評判も小耳にはさんだことはあったのですが、なぜだかその頃には読んでみようという気持ちになりませんでした。おそらくちょうどスピリチュアルなことにググッとフォーカスしていた時期で、心理という切り口に興味が動かないタイミングだったんだろうな~と思います。
で、今になって、スピリチュアルが自分の専門であることには変わりないながらもふと読んでみようかなという気持ちになって読んでみたところ”おっ、私にとってちょうどいいタイミングだったのかも”と感じました。スピリチュアルな分野での見識をある程度広げたり深めたりしてからこの本を読んだことで、面白さが増したように感じたからです。
そんなスピリチュアルな視点を持っている私の感想、やや変わった角度からになるかもしれませんが、
書いてみます^^
読み進めてすぐに"おー!"と思ったのは、ごく最初の頃に書かれている、アドラー心理学ではトラウマや原因論を採用しない、そこにはどんな目的があるのか?と考える、という点でした。
用語や概念の定義付けが難しい面もありますが、私個人は、トラウマと呼べるような経験や、そうした経験が原因となって引き起こされる(とも見える)何かというものは、やはりあると考えています。
(つまり、この点ではアドラー心理学とは立場を異にしているということになるのかなぁ??)
でも、トラウマの存在や原因論にばかりフォーカスしても問題が解決しないことが多い、ということも深く思っています。原因を突き詰めても問題の解決にならず、むしろ「~のせいだ」と他者に責任を転嫁することで問題が硬直化してしまうことはよくあることだからです。
(この場合の問題の解決とは、当事者の気持ちや人生が楽になる、ということです。)
これって実は、スピリチュアルなセッションでも同じことが言えます。
例えば、今の私がこういった偏った感じ方をするのはあの過去世のこんな出来事が影響しているから、といったことは実際にあるのですが、かといって、「あの過去世のこの出来事のせいだ」と考えることは問題の解決にはなりません。その考え方だと「あの過去世のせいだ」と今自分以外のところに責任を転嫁して、むしろ問題を硬直化させてしまいます。
影響は受けるということは確かにあります。
けれど、それは「過去世のせいで」と過去世に責任を転嫁することとは異なります。
誤解を恐れずにごくザックリ言ってしまうと、
今の自分がその影響を受けることを受け入れなければ影響を受けることはないのですから。
(ここまで過去世を例に挙げましたが、インナーチャイルドなど幼少期からの影響についてもほぼ同じことが言えます。)
(さらにスピリチュアルに見ると、原因も結果もない、と表現することもできます。)
ただし、そう書くのは簡単ですが、実際にそこをどう解きほぐして転換していくかは、とても繊細なところで、難しいところです。自分自身で客観視するのも難しいですし、日常的な意識から原因も結果もないという大きな視点へいかにシフトするかの難しさもあり、私が提供している個人セッションの中でも大きなポイントの一つとして常に意識しているところです。
そんなふうに感じている私にとって、そこにはどんな目的があるのかを考える、ということをはじめとしたアドラー心理学の考え方や方法は、自分で自分を見つめて解放したり変わったりするための大きな助けになりうるな、有効だな、と思えるものでした。
過去世やインナーチャイルドなどスピリチュアルな概念や情報を持ち出さなくても、現在の人生と自分の気持ちに着目することで進んでいける点も大きなメリットだと思いました。
過去世やインナーチャイルドから望ましくない影響を大きく受けている人は実はとても多いですが、今のところ多くの人にとってセッションを受けて過去世やインナーチャイルドの課題に取り組むことは日常的ではありませんし、セッションを受けたとしても-つまりセッションを受ける・受けないに関わらず、自分自身での日常的な取り組みは必須です。
そして、自分自身で日常のなかで取り組むときに、過去世やインナーチャイルドを詳細に意識して取り組める人はごく少数派ですから、現在の人生や自分の気持ちに取り組むことも必須になります。
「自分を見つめる」「自分に向き合う」「内観」
そうしたことを通じて自己認識を深めることは本当に大切なことです。
私たちは自分を知った分だけ、解放され、癒され、自分らしく生きることができるからです。
でも、自分を見つめる、自分に向き合う、内観する、これがなかなか難しいのも事実です。
指針となる考え方や軸がないままに取り組んで考え方のクセやグルグル思考を強化してしまう場合もあります。
そのヘンを回避するために優れた智恵を参考にしたり取り入れたりすることはとても大切なことで、
この本もヒントになるところがとても多いのではないかな~と感じました。
私個人としては、スピリチュアルな話しを持ち出さずにここまで整理や説明ができるものなのだな~、自分が持っているスピリチュアルな概念とまったく同じではないにしてもかなりの部分整合するな~、という点に特に感銘を受けました。一人の人を独立した個人として捉えて尊重するところや全体性の視点など、なるほどな~そうだよな~と感じるところがたくさんありました。
なお、ちょこっと念のための補足としましてm(__)m
これまで「自分は少数派だ」「自分は周りに嫌われている」といった思いを抱えて生きてきた方にとっては
この本のタイトルはちょっといただけない感じなのではないかな~?と思ったりもします。
(私自身がそういうタイプでそう思うから、なのですが^m^)
でも、まぁ、こちらを傷つけてくる本ではありませんし、得られるところはあると思いますし、
もし気になるお気持ちがあるようなら読んでみるといいのではないかな~と思います^^
最後に、私の印象に残った部分をいくつか抜粋してご紹介します。
* * * * * * *
自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのである。
人は「この人と一緒にいると、とても自由に振る舞える」と思えたとき、愛を実感することができます。
他者の課題には踏み込まない。
対人関係のカードは、「わたし」が握っている。
より大きな共同体の声を聴け。
アドラー心理学ではあらゆる「縦の関係」を否定し、すべての対人関係を「横の関係」とすることを提唱しています。
人は、ほめられることによって「自分には能力がない」という信念を形成していく。
* * * * * * *
自分の心理や人間関係の悩み、物事の見方などに新しい視点や切り口がほしいな~、という方は、
読んでみるとなにか発見があるかもしれません*^^*
~自分らしく生きるお手伝いをしています~
⇒ ヒーリングルーム中今のホームページ
産土神社リサーチ/アカシックリーディング/ソウルカウンセリング/ヒーリング/
扉を開くセッション/本当の自分を生きるセッション/現代レイキ講座/
アカシックお話し会/気づき塾/瞑想会/呼吸法の会
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⇒ もう1つのブログ 産土神社や日本の神さま、神社の話
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本『嫌われる勇気』を読んでみました。
副題に”自己啓発の源流「アドラー」の教え”とあるとおり、アドラー心理学にもとづいた内容で、アドラー心理学に通じた哲人と彼に質問を投げかける青年との対話形式で綴られています。
評判になりはじめた頃からこの本の存在は知っていましたし、アドラー心理学の評判も小耳にはさんだことはあったのですが、なぜだかその頃には読んでみようという気持ちになりませんでした。おそらくちょうどスピリチュアルなことにググッとフォーカスしていた時期で、心理という切り口に興味が動かないタイミングだったんだろうな~と思います。
で、今になって、スピリチュアルが自分の専門であることには変わりないながらもふと読んでみようかなという気持ちになって読んでみたところ”おっ、私にとってちょうどいいタイミングだったのかも”と感じました。スピリチュアルな分野での見識をある程度広げたり深めたりしてからこの本を読んだことで、面白さが増したように感じたからです。
そんなスピリチュアルな視点を持っている私の感想、やや変わった角度からになるかもしれませんが、
書いてみます^^
読み進めてすぐに"おー!"と思ったのは、ごく最初の頃に書かれている、アドラー心理学ではトラウマや原因論を採用しない、そこにはどんな目的があるのか?と考える、という点でした。
用語や概念の定義付けが難しい面もありますが、私個人は、トラウマと呼べるような経験や、そうした経験が原因となって引き起こされる(とも見える)何かというものは、やはりあると考えています。
(つまり、この点ではアドラー心理学とは立場を異にしているということになるのかなぁ??)
でも、トラウマの存在や原因論にばかりフォーカスしても問題が解決しないことが多い、ということも深く思っています。原因を突き詰めても問題の解決にならず、むしろ「~のせいだ」と他者に責任を転嫁することで問題が硬直化してしまうことはよくあることだからです。
(この場合の問題の解決とは、当事者の気持ちや人生が楽になる、ということです。)
これって実は、スピリチュアルなセッションでも同じことが言えます。
例えば、今の私がこういった偏った感じ方をするのはあの過去世のこんな出来事が影響しているから、といったことは実際にあるのですが、かといって、「あの過去世のこの出来事のせいだ」と考えることは問題の解決にはなりません。その考え方だと「あの過去世のせいだ」と今自分以外のところに責任を転嫁して、むしろ問題を硬直化させてしまいます。
影響は受けるということは確かにあります。
けれど、それは「過去世のせいで」と過去世に責任を転嫁することとは異なります。
誤解を恐れずにごくザックリ言ってしまうと、
今の自分がその影響を受けることを受け入れなければ影響を受けることはないのですから。
(ここまで過去世を例に挙げましたが、インナーチャイルドなど幼少期からの影響についてもほぼ同じことが言えます。)
(さらにスピリチュアルに見ると、原因も結果もない、と表現することもできます。)
ただし、そう書くのは簡単ですが、実際にそこをどう解きほぐして転換していくかは、とても繊細なところで、難しいところです。自分自身で客観視するのも難しいですし、日常的な意識から原因も結果もないという大きな視点へいかにシフトするかの難しさもあり、私が提供している個人セッションの中でも大きなポイントの一つとして常に意識しているところです。
そんなふうに感じている私にとって、そこにはどんな目的があるのかを考える、ということをはじめとしたアドラー心理学の考え方や方法は、自分で自分を見つめて解放したり変わったりするための大きな助けになりうるな、有効だな、と思えるものでした。
過去世やインナーチャイルドなどスピリチュアルな概念や情報を持ち出さなくても、現在の人生と自分の気持ちに着目することで進んでいける点も大きなメリットだと思いました。
過去世やインナーチャイルドから望ましくない影響を大きく受けている人は実はとても多いですが、今のところ多くの人にとってセッションを受けて過去世やインナーチャイルドの課題に取り組むことは日常的ではありませんし、セッションを受けたとしても-つまりセッションを受ける・受けないに関わらず、自分自身での日常的な取り組みは必須です。
そして、自分自身で日常のなかで取り組むときに、過去世やインナーチャイルドを詳細に意識して取り組める人はごく少数派ですから、現在の人生や自分の気持ちに取り組むことも必須になります。
「自分を見つめる」「自分に向き合う」「内観」
そうしたことを通じて自己認識を深めることは本当に大切なことです。
私たちは自分を知った分だけ、解放され、癒され、自分らしく生きることができるからです。
でも、自分を見つめる、自分に向き合う、内観する、これがなかなか難しいのも事実です。
指針となる考え方や軸がないままに取り組んで考え方のクセやグルグル思考を強化してしまう場合もあります。
そのヘンを回避するために優れた智恵を参考にしたり取り入れたりすることはとても大切なことで、
この本もヒントになるところがとても多いのではないかな~と感じました。
私個人としては、スピリチュアルな話しを持ち出さずにここまで整理や説明ができるものなのだな~、自分が持っているスピリチュアルな概念とまったく同じではないにしてもかなりの部分整合するな~、という点に特に感銘を受けました。一人の人を独立した個人として捉えて尊重するところや全体性の視点など、なるほどな~そうだよな~と感じるところがたくさんありました。
なお、ちょこっと念のための補足としましてm(__)m
これまで「自分は少数派だ」「自分は周りに嫌われている」といった思いを抱えて生きてきた方にとっては
この本のタイトルはちょっといただけない感じなのではないかな~?と思ったりもします。
(私自身がそういうタイプでそう思うから、なのですが^m^)
でも、まぁ、こちらを傷つけてくる本ではありませんし、得られるところはあると思いますし、
もし気になるお気持ちがあるようなら読んでみるといいのではないかな~と思います^^
最後に、私の印象に残った部分をいくつか抜粋してご紹介します。
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自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのである。
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